6.Fフェンダー左右 Fエプロン(その2)

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1、価格
未定です。仕様装備状況によって変わります、現在はE/gは1750ccのノーマルカム仕様を考えています。足廻り、ブレーキ廻りはオリジナルの部品を使用するつもりです。今回は一般販売車両とて仕上げる様にしていますが、価格はそれなりに又高くなると思います。できるだけ高く成らない様に心掛けて仕上げているつもりですが予想としては、やはり500万前後に成ると思います。手を抜いて適当にいい加減にすつつもりは有りません。整備か塗装作業工程に手を抜く事はしたくないです。但し、今回の塗料に関しては国産塗料(関ペロック)を申し訳有りませんが使用させて頂きます。

 

2、作業工程及び作業内容

2-@、車体粗方板金作業(外注)
a、ラジエターコアサポート左右交換。ブラスト剥離し粉たい塗装の処理した物を使用しプライマー(関ペエスコ2液)処理。
b、右尺クォーターパネルひずみ板金修正、板金屋さんが剥離しプライマー(関ペエスコ2液)処理。右尺クォーターパネルは一度過去に張替えしてあったのですが大昔にした作業でろう付け処理して有ったのでろう付け部分をはずしスボント溶接でやり直しました。
c、左右クォーターパネル、後部サイドガラス下部サビ切除板金。クォーターのサイドガラス下左右共水が溜まってサビで表面が凸凹に成っていたので切削し切断板金(パテ埋めでごまかしはしません)。
d、左右サイドシル(サイドステップ)ひずみ修正処理。サイドシルアウターパネル左右共サビ、クサリは全く無かったのですが所々小さなヘコミ、ひずみが有りましたので引き出して出来るだけまっすぐな表面に仕上げ処理をしました。まだ少し凸凹は残っていましたがパテを使用して処理する事はしていません。剥離しプライマー(関ペエスコ2液)処理。
e、Fフェンダー後部耳部分切り断ぎ板金処理。Fフェンダー後部下(8Mのボルト穴2ヶ所有る下部からGTステッカー下部付近まで)を切削し切断板金し、フェンダー表側裏側共粉タイ塗装処理しサーフェサー(関ペ2液)を塗装。剥離は表側はアクショにより剥離、裏側はブラストにより剥離しています。
f、カウルトップ下車体番号が付いているプレートサビ取り除去板金。

 

2-A、車体下剥離作業
車体下ハクリ→研き(#240)→プライマー(2液シッケンズEPプライマー)→乾燥約3週間し研き処理(#240)→サーフェサー(関ペ2液HSフィラー)→乾燥約2週間し研き処理(#240)→各部シール→アンダーコート粗目(住友3M油性ボディシュツ)→乾燥3週間→アンダーコート細目(ウルト水性1液SKS)→乾燥3週間→塗装シルバー(2Kパナロック10:1)→乾燥1ヶ月→クリヤー(ロックマルチロック10:1)塗装
プライマー+サ−フェサ+アンダーコート粗目+アンダーコート細目+塗装メタリック+塗装クリヤー=6層塗りです。当社ではボディ下廻りではソリッドで5層、メタリックで6層、パールで7層です。最低でも4層は塗っています。下廻りの仕上げだけでも時期によりますが、最低でも5ヶ月は時間を使っています。(師匠様達に言わすと「手抜きし過ぎ」と怒られるかな?)

 

2-B、車体外装剥離
「手抜きはしません」と書いていましたが、今回肩をケガしてから体が以前と同じ様に動かないので外装の剥離にMBXという道具を使用して剥離しました。今迄は簡易トーチを使って塗膜だけを(鉄板が600度以上絶対にならない様に)焼いてワイヤーブラシなどで削ったり、アクションで落したり、又工業用ドライヤーで塗膜に熱を与えて(これも鉄板が600度以上にならない様に)スクレバーでこすり落したり、ブラシで落したりしていましたが、MBXが使用できる所はすべてこれで剥離しました。これを使用して剥離するとブラストを使用して剥離するのと同じ様に鉄板の表面が細かいブツブツに成ります。この処置に研きの時間が今迄よりも多く必要に成り、又鉄板の厚さが今まで以上に少し薄くなります。でも車体外装、ボンネット、ドア、リヤハッチ含め10日ぐらいで早く剥離できました。

 

2-C、車体内部及び内装部
a、サイドシル(サイドステップ)フードエッジ・カウルトップ内は高圧のスチーム洗浄機で内部の砂、ホコリ、ゴミなどを流し10日ぐらい乾燥させノズルの長い(FL500ノズルを付けて)スプレーガンでプライマー(シッケンズEPプライマー)を散分し乾燥後、アンダーコート(ウルト水性SKS)を又、長いノズルを使い散分しています。又スプレーガンのノズルが入らないFクロスメンバー、Fサイドメンバー及び各骨組みに成っている所も高圧のスチーム洗浄機を使い内部を掃除し乾燥後、缶スプレーのサーフェサーを長い細いノズルを使って散分しています。

b、内装部はシリコンオフで脱脂し、清掃を行いペーパー掛けできる所はペーパー掛けし足付けをした後、サーフェサー(関ペ2液HSフィラ)を塗り、上塗りのシルバー(ロック2K2液ロックエース)を塗装し床のみクリアー(ロックマルチ)を塗装しています。内装部はボンド、ガムテープなどでビニールの布、トリムなどを張り付けるので塗装は荒いです。

 

2-D、左右ドア・ボンネット・リヤーハッチ
左右共ドア内側を高圧スチームで洗浄し乾燥後手でペーパー掛けし、ある程度研き、足付後内部にノズルの長いスプレーガンでプライマー(2液シッケンズEPプライマー)を塗り乾燥後サビ対策としてアンダーコート(ウルト水性SKS)を塗っています。
左ドア・ボンネット・リヤーハッチは、当社でも裏表共剥離していますが、表側はどれとも過去にパテどで補修跡が有り、削るとエクボ、ひずみなどが結構でてきました。この後、板金塗装屋さんに出すのですが、かなり作業に苦労されると思います。仕事を出している板金塗装やさんもパテはあまり必要以上に使用されない所なので引き出し、ひずみ取り、しぼり作業にかなり時間もかかると思いますし、料金も必要だと思います。

 

2-E、車体の感想
当社で買取っている車は、ヘコミが有ってもサビの多い車やクサリの有る車は買い取りません。このベース車もサビ(車体の腹下)クサリ(@Fフェンダの後ろの耳下、旧車ではよく有る所です。A左右クォータパネルサイドガラス下に5ミリぐらいの巣穴)は有りましたが、パネルのひずみ、パテ埋めでごまかしたヘコミ箇所が多くきれいに表面を出すのが大変でした。作業して下さった板金屋様本当に御苦労さま、お疲れさま、有難うございましたの感心です。

 

2-F、外装作業
当社でも剥離し研き(#180)→ここからの外注の板金塗装屋さんプライマー(関ペエスコ2液)→各部シール→イタリック塗装→クリヤー塗装→研き 約4ヶ月くらい(少し早いペース)

 

3、外装内装車体完成
車体は仕上がっています。写真を順次出して載せていきます。約1000枚以上に成ると思います。これから組付けての作業に入りますが組付けの作業が終わるまで1500枚以上に成ると思います。車が全部仕上った完成写真よりもどう1から作業してどう処理していったのかが大事な事だと思います。内装のシートかトリムがキレイですか?バンパーはキレイですか?フルオリジナルのハンドルですか?そんなことは当社にとっては「ど〜でも」いい事です。そんな事よりもブレーキはどこまで手を入れていますか?E/gはo/Hしていますか?足廻りのブッシュなどはどうですか?冷却などは完ペキですか?上記に次いでどこまで整備してますか?と聞かれる方がマシです。残念ながら当社では一台もレストアしたことは有りません!!当社では板金塗装やo/Hや再整備した車は有ります。45年近く過ぎた車です、少しでも自分の身を守る安全な車体に乗って100%確実に止まって、他人様にケガをさせたり最悪他人様の生命か幸せを絶対に奪う様な事の無いような車にどの車も仕上げているつもりです。当然当社の車の価格は必然的に高く成っています。

 

 

セリカLB1600GT
マナナ仕様1号

セリカLB1600GT マナナ仕様1号

価格:SOLD OUT

車両No.

No.00072
年式 S50年
検査  
シフト 5速
カラー シルバー(ベンツ744色)
装備 変更箇所有
走行距離
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